はじめに
ジェリカン(ガソリン携行缶)をゴミ箱にカスタマイズして車外に付けようと考えていました(^^)
鉄製の本物のジェリカンとホルダーは重量が7kgもあり、リアゲートに付けたら重さで閉ってしまいます(^^;
リアゲートを上に開いて端をバネ測りで下に引いてみたら4kg程度まではリアゲートが締まらず大丈夫そうなのですが残念。
こんな時ジムニーだと取り付けられるパーツも色々あって良いのですが、残念ながらエブリイには見当たりませんでした。
なので軽いポリタンクで金属製のジェリカンに見えるように作ってみます。
ジェリカンを載せるホルダーも、ホルダー風の装飾を自作し軽量化してみます(^^)
以前サビ塗装して使っていたヒューナースドルフのポリタンクの20Lの製品です。
これをミリタリー塗装とサビ塗装でジェリカン風にします。
ジェリカンホルダーもそれらしく見える装飾を作ります。
ジェリカンホルダー風の装飾を作ります
近所のホームセンターで素材を探してきました(^^)
1mの長さのアルミのフラットバーを使い、ポリタンクの形に合わせて曲げました。
長い所はカットします。
縦はもう少し外側にしたかったのですが、ポリタンクの面が斜めでうまく曲げられそうにないのでこの位置にします。
バーの交差部分はポリタンク本体の中からボルト止めにしてホルダー風装飾の脱落防止をします。
ボルトはサビに強いステンレス製にし、ネジは全て緩み止め剤を塗ります。
ポリタンクをジェリカン風ゴミ箱にします
水を入れることは無いのでキャップの不要なところを取り除きます。
ポリタンクの上は切断してフタにするアイデアなのでカットします(^^)
カットした部分が目立たないようホルダーで隠れる位置を決めました。
写真の右側に丁番をつけるため他より5ミリほど高くし斜めにカットします。
カットした所が目立たなくする方法をなかなか思いつけず苦戦しました(^^;
斜めの所はルーターでカットします。
このルーターはスイッチを押し直すまで回転は止まらず、注意しないと怪我をしかねないですね(^^;
手を離すとサッと止まると安全なのですが、便利なので慎重に扱うことにします。
他の直線部分は樹脂が切れるノコギリでカットします。
なんとかカットしました。切断面はバリを落とし塗装すればあまり目立たなくなると思います(笑)
中に雨水が入ったり結露した時のため、底に4カ所6ミリの水抜き穴を開けておきました。
フタにするため丁番とキャッチをつけます。
丁番を付けました。ヒンジのところなどはポリタンクを切り欠いています。
後で外側は塗装するのでボルトも目立たなくなります。
内側は念のため緩み防止剤を塗ると共に、モノがひっかかりにくい頭の丸い袋ナットで、Wナットの緩み止めもしています。
キャッチの取り付けも苦戦しましたが天井棚を作った時の端材を使って台座を作ることにしました。
台座は後で塗装して目立たなくします。
フタが柔らかくキャッチにピッタリ押し込みにくいのでマグネットキャッチに交換しました(^^;
マグネットを大きいのにしたので、フタを閉じると簡単にガッチリ固定されます(^^)
マグネットキャッチが後でずれないように、長穴に光で固まる接着剤を入れておきました。
最初のキャッチを止めた穴も塞いでおきました。後で塗装すれば目立たなくなります。
ポリタンクをカットしたラインをホルダー風装飾で隠す位置に合わせました。
片側を斜めにカットして5ミリ高くしたのは、ヒンジ部分はアルミバーより上に出ていないとフタが開かなくなるためです。
ゴリラテープで仮止めしアルミバーの交差部に固定のためのボルト穴を開けていきます。
交差部などを細いドリルの刃から順に大きくして穴あけをします。
ボルトでポリタンクとホルダー風装飾を仮止めしてみました。
ボルト止めの穴の位置は大丈夫ですね(^^)
塗装をします
一旦アルミバーを取り外して塗装をします。
内側の丁番なども塗りますので他に塗料が付かないようにマスキングテープを貼りました。
プライマーがよく付着するように荒いサンドペーパーで塗装するところを擦っています。
作業をしていて黒いジャバラホースがはめ込んであった窪みがやはり気になります(^^;
ポリタンクの中に飛び出ている分容量も少なくなり邪魔にもなります。
裏側になりあまり見えない面なので思い切ってカットしました(^^)
以前使った耐候性のアクリル板で塞ぐことにしました(^^)
ボルトで裏から止めてみると少し短くて端に隙間が出来てしまいました(泣
時間はあります(笑)
自分が納得するものを作ろうとアクリル板を再度カットし直しました(^^)
今度はピッタリですね。
内側も後で塗装して目立たなくします。
ホルダー風装飾でほとんど隠れる所ですが、アクリル板との段差も光で固まる接着剤をつけておきました。
プライマーを塗って乾かします。
いつものようにアーミータンクグリーン塗料をスポンジで叩くように塗ります。
1回目のアーミータンクグリーン塗装です。
マグネットキャッチの鉄板と木で作った台座も塗装して取り付けました。
白色プラスチックのマグネットキャッチ本体も塗装しました。
丁番やボルトの頭も塗装し目立たなくしていきます。
2回目は薄い所や塗り残しなど細かい所を塗り、アーミータンクグリーン塗料の塗装は終わりです(^^)
樹脂のタンクが鉄っぽくなってきましたね(笑)
赤サビの塗装をします。ポリタンクがサビてきました(笑)
ホルダー風装飾は黒色塗料を水で薄めて塗り黒サビぽくしています。
ポリタンクは油汚れぽく黒色の塗装をしました。
ステンシル文字入れのためシートを作りました。
シートの位置決めをして指先につけるスポンジで白色インクを軽く叩くように塗っていきます。
シートをはがし白く浮いているステンシルの文字の上にサビ塗装を塗って周りに馴染ませます。
ジェリカン風ゴミ箱の塗装完了です(^^)
付いていたキャップを開けることはないので、念のため脱落防止に裏側からネジ止めします。
ネジの頭も塗装しています。ドリルで下穴を開ける時に剥げてポリタンクの色が見えているところは後で塗装補修しておきます。
最後までネジを締めてキャップの固定完了です。
ジェリカン風ゴミ箱とホルダー風装飾の完成です
ホルダー風装飾をポリタンクに取り付けます。
ホルダーに出し入れすることは無いので、ポリタンクの中からボルトで固定したのでしっかりしています。
フタにするためカットした所がホルダー風装飾で隠せました(^^)
切断部の内側には雨水が入りにくいように防水ソフトテープを貼りました。
まとめ
試行錯誤で製作に5日ほどかかりましたが作りたかったモノが形になりました(^^)
世界に1つだけの無骨なジェリカン風ゴミ箱です(笑)
重さはホルダー風装飾も加えて2kgほどと軽く出来ました。
元が樹脂のポリタンクとは思えないほど使い古した鉄の感じになりましたね。
上が開くフタになっているのは言わなければわからないでしょうね(笑)
ゴミ箱とわかるように一応「GARBAGE CAN」と文字を入れておきました(^^)
かさばるプラゴミも押し込んで体積を小さく収納できますね。
臭い対策で以前手に入れたカリマーの防水バックを内側に入れて使うことにします。
車に取り付けたら次の記事を公開しますね。
※今回のジェリカン風ゴミ箱の製作は、車に乗せることの安全性も考え自己責任で行っています。
同様なことをされてトラブルが発生したとしても責任は負いかねますので、参考として見てくださいね(^^)