- はじめに
- ラダー取り付けの準備です
- ラダーの塗装をします
- ジェリカン風ゴミ箱が設置できるようにします
- 後方用超音波センサーを1つ外します
- 超音波センサー取り外し対応再チャレンジです
- ラダーを車に取り付けます
- リアゲートのダンパーが力不足でした
- リアスポイラーを加工します
- ラダーとジェリカン風ゴミ箱の取り付け完了です
- まとめ
はじめに
長旅ではなかなかゴミが捨てられないこともあります。
特に惣菜のプラゴミなどはすぐに増えてかさばります。
またゴミの臭いが車の中に漂うこともありました(^^;
ゴミ袋をドライバックに入れて防臭対応は出来ましたが、すぐに大きくなり狭い軽キャンパーの車内では邪魔になります。
そこで以前から車外にゴミ箱を設置してプラゴミなどを押し込み処分できる場所まで仮保管しておくことを考えていました(^^)
大きなキャンピングカーでは車の後部にゴミ箱を搭載されている方もおられますが、軽キャンパーではなかなかバランス良くスマートに設置するのが難しいですね。
ネットで検索していて車の後ろにラダー(はしご)やジェリカン(ガソリン携行缶)を取り付けている画像を見つけました。
ジェリカンをゴミ箱にカスタマイズしラダーと共に車の後ろ側に取り付ければ、オフロード車や軍用車ぽい見た目の雰囲気が楽しめそうです(^^)
本物の鉄製のジェリカンとジェリカンホルダーは7kgと重いので、軽量化を考えポリタンクからジェリカン風ゴミ箱を製作した記事は以下を見てくださいね。
ジェリカン風ゴミ箱の取り付けにチャレンジすることにしました。
ラダー取り付けの準備です
エブリイに設置できるラダーは選べるほど種類はありませんでした(^^;
今回設置することにしたのはTAFREQ(タフレック)の リアラダーです。
このラダーはリアスポイラーが設置されていると取り付け不可になっていて当初設置を迷いました(^^;
ネットで検索するとリアスポイラーのラダーが当たる所をカットしてを設置されているカーショップがあり、思い切って自分でカットしてみることにしました(^^)
リアスポイラーは比較的簡単に外せました。
車内側の2カ所の黒いキャップを外しボルトを外しじわ~とリアスポイラーの両端を手で押し上げると、両端の10センチほどの両面テープが伸びて千切れ、クリップ部分5カ所も抜けて外れました(^^)
雨上がりの黄砂で汚れていますね(^^;
しばらくリアスポイラーは外した状態になるのでゴリラテープで穴を仮にふさいでおきました。
ラダーのアッパーフックを置いてリアスポイラーのどこが当たるかを見てみます。
なんとか当たる所をカットすれば大丈夫そうです(^^)
ラダーの塗装をします
市販されているラダーはアルミ色です。
このままでは車の雰囲気に合わないのでミリタリー塗装とサビ塗装をします。
塗装手順はこれまでと一緒ですので端折りますね(^^;
最初はサンドペーパーで塗る面を擦って傷つけプライマーが付着しやすくして、プライマーを塗ります。
次はミリタリー塗装です。
塗ってはヒートガンで乾かし、アーミータンクグリーン色をスポンジで叩くように2度塗り+塗り残し部分を塗ります。
ミリタリー塗装が終わり乾燥したら組み立ててからサビ塗装をします。
組み立て取説書には書いてありませんが、念のためネジには全て緩み防止剤を塗りました(^^)
ミリタリー塗装状態で組み立て完了です(^^)
組み立てた後に銀色のネジの頭など気になる所も塗装しました。
次はサビ塗装です。
いつもならこのアーミータンクグリーン色に茶色のサビ塗装をしてから黒の油汚れ塗装をするのですが少し変えてみました(^^)
ラダーもジェリカンも同じ色ではなんだか引き締まらない感じがしたので、ラダーは黒色を少し水で薄めて全体に塗ってみることにしました。その後に茶色でサビ塗装にしてみます。
黒色を塗ったらすぐに別の刷毛で擦って端がぼけるようにしていき、重ね塗りをしていきました。
黒色の塗装完了です。
ミリタリー塗装で表面がザラザラな質感になった上に、黒色塗装で黒サビのような色になり無骨さが出てきましたね(^^)
バンパーの色とも似ていて思ったよりいい出来になりました。
最後は茶色のサビ塗装です。自身がサビになった気持ちで塗っていきます(笑)
茶色で角の部分を全て塗っては刷毛で擦る作業です。
サビが下に垂れるような場所は筆で縦に茶色を塗って刷毛で擦ります。
サビ塗装完成です(^^)
サビ色で使用感が出てきてよりいい感じになりました(^^)
早く車につけてみたいですね。
ジェリカン風ゴミ箱が設置できるようにします
ラダーのパイプサイズにぴったりのブラケットがあったので、ポリタンクで作ったジェリカン風ゴミ箱を設置できるように取り付けます。
ブラケットはポリタンクの斜めの面に合わせて少し角度をつけています。
2kgほどに軽量化出来たジェリカン風ゴミ箱を取り付けます。
また、ラダーの取り扱い説明書にはこのような使い方はしないよう記載されており、リアゲートの開け閉めは少し不便になりますが、安全面を優先し荷ベルトで車体に固定し走行中にラダーに無理な荷重がかからないようにします。
ポリタンクの中からブラケットまでボルト止めにしスプリングワッシャに加え、念のため緩み止め剤も塗っています。
ブラケットがしっかりしているのもあり、ガタつきなどなくかなりガッチリ固定できました(^^)
フタを開ければラダーにも足が掛けられますね(^^)
車の後ろ側にルーフラックが無いので、あまりラダーに上ることは無いでしょうね(笑)
後方用超音波センサーを1つ外します
ラダーの下側左の固定部分が後退時ブレーキサポートシステムの超音波センサー1個にかぶさります。
試しにアルミホイルを超音波センサーにかぶせてバックにギアを入れてみたら、ピーと警報音が出っぱなしになりました(^^;
通常は純正バンパーに超音波センサーがついていて影響は無いのですが、純正バンパーを取り外し鉄パイプバンパーにカスタマイズした時にリアゲートに超音波センサーを移設されたので干渉することになりました。
超音波センサーの厚みの分ラダー取り付け時の補強鉄板がリアゲートから浮いてしまいます。
超音波センサーを外してリアゲートの中に入れておくことにします。
リアゲートのカバーを外しました。写真の黒いベルトを付けた時に続き2度目なので手慣れたものです(笑)
リアゲートの中に超音波センサーが見えました。
車の外から差し込まれたソケットに内側から超音波センサーが取り付けられているのはわかっていましたが、ソケットから超音波センサーをどうすれば外せるのか、ソケットの爪をどうすれば車体から抜けるのかわからないので色々見てみます。
リアゲートを閉める時の黒いカバーが丁度下にあるので外してみました。
超音波センサーが外しやすくなりますね(^^)
上下の爪を浮かしてなんとか超音波センサーが外れたのでコネクタから抜きました。
このソケットの爪4カ所はなかなか外すのが難しいです(^^;
付ける時は押し込むだけなのですが。
外した超音波センサーとソケットです。
コネクタ部分をスポンジテープで巻いておきました。
超音波センサーをソケットに付けてスポンジテープで包み、音がしないようにしてリアゲートの中に押し込みます。
いつか元に戻す時に必要なので、わからなくならないように白いテープに取り外したセンサーと書いておきました(笑)
超音波センサーを外した穴は雨水が入らないように耐候性テープでふさいでおきました。
中が空けないよう黒色のカッティングシートを先に貼ります。
外から貼ると共に内側からも貼っています。
これでギアをバックに入れても警報音はしなくなり完成かと思いましたが失敗でした(^^;
超音波センサーをソケットから外せば、そのセンサーだけが機能しないと思っていましたが、エンジンをかけると運転席のパネルに後退時ブレーキサポートシステム一時停止の表示ランプが点灯したままになりました(^^;
バックして障害物に近付いても警報音もしなくなりました(^^;
超音波センサーはソケットに差し込んだままにしておかないとダメなようですね。
超音波センサー取り外し対応再チャレンジです
何か設定を変更すれば簡単に解除できないかと色々検索しても見当たりません。
他の場所に再度穴を開けて超音波センサーを移設する方法もありますがラダーなどをつけたので設置に良い場所がみつかりません(^^;
超音波センサーの仕組みを調べてみようとセンサーメーカーのWEBを調べてみました。
1つのセンサーに超音波の発信部と受信部がある「物体反射型超音波センサー」が車には使われているようです。
先日は超音波センサーをアルミホイルで遮断する実験だったのでそのまま音が最短で反射して反応し警報音が出たようです。
そこで思いつきました(^^)
超音波が吸音されるものを付ければ反射音を受信することは無く、鉄板で覆われたリアゲートの中にソケットに差し込んだ超音波センサーを押し込んでもエラーは発生しないのではないかと。
早速、吸音効果があるクッション材のエプトシーラーを丸くカットして超音波センサーの前に貼り付けてみましょう(^^)
小さい方を貼り付けました。
大きいのを更にかぶせて丸く包み込むようにしました。
根元が開かないようにテープで巻いて、ソケットに超音波センサーを差し込みました。
リアゲートの中で動かないようにさらに大きなエプトシーラーではさみ込みました。
超音波センサーの前に吸音材になるエプトシーラーを3重につけたことになります(^^)
押し込んでドアを開け閉めする時の黒いカバーを取り付け直します。
ドキドキしながらエンジンをかけてみます(笑)
最初全ての表示灯が点灯し順次消えていきます。祈るような気持ちで見ます。
後退時ブレーキサポートシステム一時停止の表示ランプも消灯し警報音も出ません(^^)
今度は車をバックさせてみます。障害物に近付くと正常に警報音が出ます。
3度ほど前進したりバックしたり繰り返してみましたが、超音波センサーを1個外す前と同じ正常な動作をします。
なんとかクリア出来ましたね(^^)
しかし外した超音波センサー1個分の範囲は反応しないので、バックの時にセンサーに頼った運転はしないように要注意ですね(^^)
ラダーを車に取り付けます
ラダーの取り付け位置は車の中心から何センチ右と指定されています。
中心位置に養生テープを貼り、そこから指定の位置通りに上下4カ所に三角印のテープを貼るのが結構難しいです(^^;
三角印を貼り終えたらガードシートを三角印から指定の位置に6カ所貼ります。
合わせにくいのでマジックペンで印をしてから貼りました。
リアゲートの上端と下端をはさみこむ形で固定します。
ゴミ箱を載せることもあり各所に両面テープをつけて横ずれ防止をしました。
リアゲートの下側につける補強鉄板に両面テープを貼っておきました。
ラダーが当たる方は透明な両面テープを使ってみました。
ラダーの根元を補強鉄板に押し当て、くの字形の金物をリアゲートの下端にはめて下からボルトで締めて固定です。
ボルトの緩み止めにナットを1つ追加しました。緩み止め付きのナットを使ってみました。
緩み止め剤も塗っています。
取り扱い説明書にはない二重の固定や両面テープによるズレ防止なども行っており、かなりしっかり固定出来ています(^^)
ラダー(ハシゴ)ですので登ってみてもびくともしません。
リアゲートのダンパーが力不足でした
ラダーとゴミ箱の重さが6.7kgでした。
リアゲートに取り付けてみると、重さでバタンと閉ってしまいます(^^;
ラダーだけなら大丈夫なのでしょうがこの重さではリアゲートを開くダンパーの力不足です。
ネットで検索してみるとリアゲートに重たいスピーカを付けた方が同じような状況になり、強化ダンパーに取り換えて解決した記事がありました。
早速エブリイハイルーフ用強化ダンパーを見つけて注文しました(^^)
中国からの発送なので到着までしばらく日数がかかります。
うまく解決してくれればよいのですが・・・強化ダンパーでもダメならばつっかえ棒のようなモノを工夫して急に閉じて危なくないようにしないといけないですね。
リアスポイラーを加工します
リアスポイラーが無ければラダーをつけて終わりなのですが、やはり元に戻したいですよね。
リアスポイラーの加工も並行してやっていました(^^)
一番手間取りそうな加工です。
仮組したラダーのアッパーフックが当たる所に養生テープでカットするところを印しました。
リアスポイラーを加工するためにミニルーターを使います。
近所のホームセンターで手に入れたモノですが充電式のためすぐに電池が消耗し作業が中断します(^^;
連続作業するにはコストはかかりますがコンセントから電源をとる機種の方が良かったですね。
DAISOで切断セットも買っています。
ルーターは便利ですが、慎重に取り扱わないと手や足を切るなど怪我する要因が高い危ない工具ですね(^^;
ここまで来たら、もう後戻りできませんね(^^;
このカットではあちこちラダーに当たって納まりません。
パイプの先が当たる所を丸く加工しようとした工具の刃先がうまく固定出来ておらず、穴がずれてしまう失敗をしました(泣
左側の穴がずれて大きく傷ついています。
車に取り付けたラダーの上からリアスポイラーをつけてみますがまだカットが不足で当たります(^^;
アッパーフックの厚みの分当たっているので加工します。
カットする角に先に丸い穴を開けました。
丸い穴に向けてルーターの刃を少しずつ進めるとうまく加工出来ました(^^)
ラダーのパイプの先にはまっている丸いキャップが当たり、リアスポイラーの加工では解消出来そうにないので外しました。
アッパーフック右側の使わない範囲の金具も当たるので内側に曲げています。
雨水が入らないようにコーキングでふさぐために、耐候性のあるスポンジテープを丸めて中に詰めて、その上にコーキングをします。
黒いコーキング剤を見つけました。
スポンジテープはパイプの上端より少し下に詰めてあるので、その上にコーキング剤を流しこみました(^^)
パイプが当たる所をさらに加工します。
今度は半円の所を慎重に加工したいのでカッティングシートで形を作って貼り、ルーターで少しずつカットしていきました。
この状態で車につけてみたらアッパーフックの金具の横がまだ当たっていました。
少し幅を広げるように養生テープでカットラインを印して加工します。
加工しました。これで再度車につけてみますね。
クリップ2カ所を無くした分の補強のため両面テープをクリップ近くに追加しています。
まだ半円の所や中の補強部分が当たるので加工します。
大きく傷をつけた所も最後にはカットして無くなってしまいました(笑)
概ねハマるようになったので左側のクリップ3つをつけて両面テープとボルトで固定してみました。
右側が少し浮いて隙間が出来て両面テープがくっついていません(^^;
再度外してスポイラーの前側を少しカットし直しました。
15回以上はスポイラーを車にはめては当たる所を加工し直しました(笑)
両面テープがしっかりくっつくように、当たる所を何度も少しずつ加工したのが一番大変でしたね(^^;
加工した所は念のため割れても分解しないように内側に何重にも強力補修テープを貼っておきました。
開口部の隙間の目隠しに耐候性スポンジテープを貼りました。
両面テープを全て貼り直しました。浮き気味の所は厚みが薄い両面テープに変更しました。
クリップが2カ所無くなった所にもしっかり両面テープを貼り付けです。
左側3カ所はクリップをつけます。リアゲート側に押し込めば固定されます。
リアスポイラーの両側を固定するナットと目隠しのキャップです。
このキャップははめる時は簡単ですが、なかなか外すのが難しいですね。
リアスポイラーについているボルトとナットでリアゲートに固定です。
ボルトには緩み止め防止剤を塗って締めこんだら目隠しキャップをはめます。
言わないと加工してまでリアスポイラーを付けたとはわからないかもしれませんね(^^)
念のため加工した所の間に屋外用の透明テープを貼っておきました。
アッパーフックの所の加工は難しかったですね。
既に両面テープでスポイラーを取り付けた後なので出来ませんが、カットラインの形を取っておけば2回目はもっとキレイに早くカットできると思います・・・もう1回加工し直すことはたぶんありませんが(笑)
スポイラーとラダーの隙間がうまくスポンジテープでふさがれています(^^)
左側半分はクリップ3個とボルトで固定され、右側はボルトと両面テープでしっかり固定出来たので外れる心配は無く安心です(^^)
ラダーとジェリカン風ゴミ箱の取り付け完了です
鉄パイプのバンパーとラダーとゴミ箱が車に馴染んでいますね。
ゴミ箱にしているとは思えない仕上がりになりました(笑)
念のため荷ベルトでバンパーとラダーとゴミ箱を固定しています。
まとめ
ルーフに載せたガンケースにラダーとジェリカン風ゴミ箱でアウトドアぽい車の雰囲気が増して無骨な感じになってきましたね(^^)
ミリタリー塗装とサビ塗装をすることでかなり見た目が変わり楽しいです。
今回は色々手間取り作業に1週間以上要しましたが、更に世界で1台だけの車になりました(笑)
また何かしたら記事を公開しますね。
※今回のラダー設置に伴うリアスポイラーのカットや、ラダーへのゴミ箱の設置は安全優先とし固定方法を追加するなど自己責任で行っています。
特にラダーの取り扱い説明書にはこのような使い方はしないよう記載されており、メーカー標準の固定方法だけでなく、他にしっかり固定することを追加しずれや落下防止を図りました。
ゴミ箱の軽量化にも気をつかいました。実際に燃料や水を入れたタンクを搭載するのは、重量的に強度不足で危険なため厳禁ですね。軽いゴミ専用のゴミ箱としてのみ使用とします。
同様なことをされてトラブルが発生したとしても責任は負いかねますので、参考として見てくださいね(^^)