
はじめに
軽キャンパー製作時に注文した前側のテーブルは車中泊の時など邪魔になるので外して後ろ側のテーブルだけを使っていました(^^;


逆L字型のポールを床の金物に立ててテーブルを受けるようになっており、ある程度好きな位置に設定できます。
しかしベッドボード展開時や寝る時に邪魔になるのです(^^;

ポールごと毎回外したり付けたりするのも面倒です(^^;
なので以前のレヴォーグのようにシートバックに取り付けるテーブルを自作してみることにしました。
※写真はレヴォーグにつけていたテーブルです。


レヴォーグで使っていた自作テーブルの記事は以下です。
テーブル製作の材料を集めます
レヴォーグの時のようにメラミン化粧板をオーダーすると大掛かりになるので、ホームセンターで簡単に手に入る市販の材料で作るようにします(^^)
テーブルにする板は300ミリ×900ミリのハードカラーボードです。
軽くするため厚み9ミリにしました。
メラミン樹脂コート加工がされているので塗装しなくて済みますし熱にも強いですね。
このボード1枚から作ってみます。

テーブルをつなぐための丁番です。


棚を支えるタスキステーです。

このままではうまく取り付かないので、片方のネジ止め部を曲げて使います。
写真左のタスキステー下部取り付け部を写真右のように曲げました。

ハードカラーボードの切断面に貼るエッジテープです。

ボードの厚みが9ミリと薄いので突き抜けないよう短めの使えそうなネジを入手しておきました。
※10ミリのネジはやはり少し長く裏側に少し出っ張りました。

テーブルになる部分の周りにクッション材を取り付けます。
クッション材を貼り付ける両面テープや接着剤も入手しておきました。

テーブルの上側を運転席に固定するために使う300ミリの長さの金物です。

レカロシートの下部フレームに引っかけてテーブルを固定するために使ってみる金物です。

テーブル製作を開始です
作りたいモノをイメージしシートに合わせてスチレンボードで型を作ります。

ボードをカットしていきます。
今回直角に切断したいのでジグソーを手に入れてみました。
この程度の直線カットだけならボードを買ったホームセンターでカットしてもらった方がリーズナブルで早かったのですが(^^;

ジグソーに慣れないので斜めのカットはノコギリを使いました(笑)

角を丸くサンドペーパーで削る時も直角にしたいですね。
何か良い方法がないか探していたら板を直角に組み合わせてローラーをつけて、側面にサンドペーパーをつける方法がありました(^^)
板で作るのが面倒なので以前手に入れたサンドペーパー掛け工具に直接ローラーをつけてみました(笑)


平らな所でローラーで転がすようにすれば直角にサンドペーパーがかけられます(^^)

丁番を止めるネジの頭同士がぶつかることに気付きました(^^;
これでは丁番の先が開くのでテーブルを折りたたんだ時に先が開いてしまいます。

近くのホームセンターで超低頭のネジを手に入れてきました(^^)

今度は先が狭くなったので大丈夫そうです。

丁番の厚みに加えてワッシャーをつけましたが、ボードの厚みが9ミリなので10ミリのネジでは少し長く反対側のメラミンコートが盛り上がり割れてしまいました(^^;

なので目かくしを貼っておきました(笑)


ドリルで先穴を開けておいてボードが割れるのを防いでいます。
強度アップと緩み止めを兼ねてネジに木工ボンドを塗ってから締め付けています。
写真左側の丁番はシートの背もたれがこの位置で曲がっているのに合わせるためです。
写真右側の丁番から右側がテーブル部分です。

切断面にエッジテープを貼ります。

シートに固定するためのパーツを作ります。
結束ベルトのD環部分をカットしコの字型金物とフラットな金物で挟むようにネジ止めします。

コの字の金物はレカロシート下部のフレームに引っかけますので生地が傷つきにくいようにクッションテープを貼りました。

結束ベルトをテーブルに引っかける所を作ります。
金物をペンチで曲げて結束ベルトを通せるよう浮かせるようにしています。

今度は裏にネジの先が抜けないように長さ8ミリのネジを手に入れてきました(笑)

結束バンドで作ったテーブル固定用ベルトを取り付けてみます。

テーブルを運転席上部に固定出来るよう金物を曲げました。
黒い塗装を傷つけないようにペンチにキッチンペーパーをはさみました。

レカロシートの4点式シートベルトを通す穴に金物を通してボルト止めします。

テーブル部分を水平に取り付けるために仮固定です。
シートの背もたれが曲がる位置にうまく丁番が来ています(^^)

レカロシート下部のフレームにコの字型金物を引っかけてテーブルを結束バンドで引っ張り固定しています。
結構しっかり固定出来ています(^^)

シートを前に倒して使うため背もたれが斜めで、テーブル取り付け部とテーブル面を90度に取り付けることが出来ません。
スマホの分度器で角度を調べたら118.5度でした。
仮固定を外し部屋に戻ってスチレンボードで118.5度を作りテーブルを当ててタスキステーを取り付けて行きます。

折りたたんだ時にボードの厚みの範囲に収まり、開くと118.5度になる位置を見つけるのに手間取りました(^^;
何度も養生テープで仮止めしては固定位置を決めていきました。
ネジもそのまま側面にねじ込むと厚み9ミリのボードが割れるのでドリルで下穴を開けてから、25ミリの長いタッピングネジに木工ボンドを付けて慎重にねじ込みました。
電動ドライバーを使うと作業がはかどりますね(^^)

専用の両面テープでクッション材をテーブルに貼りつけていきます。


タスキステーの所はカットして貼り付けました(^^)

※テーブルの角を引っ張り気味にしてクッション材を馴染ませたのでしばらくすると剥がれてしまいました(^^;
なので専用接着剤で貼り付け直しました。

使わない時に跳ね上げて止めておくマジックテープや結束バンドを取り付けます。
テーブル部裏にマジックテープを貼り付けました。

結束バンドをカットして流用しネジで止めました。

これでテーブルを跳ね上げた時に簡単に固定出来ますね(^^)

テーブルを取り付けます
どんな感じになるかレカロシートにテーブルを取り付けてみます。


見た目は良かったのですが、テーブルを押してみると前が下がったり、フワフワする感じで安定感がありません(^^;
これでは安心してモノを置いて使えません。
シートの背もたれにつけた板をもっと長くして途中にテーブルをつければ大丈夫だったかもしれませんね(^^;
材料のケチり過ぎかも(笑)
下から支えてしっかり固定出来るように何か考えましょう。

サポートなどを追加して完成です(^^)
シートのフレームから支えるとしっかり固定出来そうですが、どうやって支えるか色々考えました。
最終的に以前使っていた棚を固定する折りたたみ金物を利用することにしました。
シートのフレームに当たる所はクッション材を付けます。

最初よりかなりしっかりテーブルが固定されました(^^)

ベッドボード展開時などに邪魔にならないようレヴォーグの時より少し小さくしています。
テーブルを小さくしたことやドリンクを置いたまま運転する事も無いのでカップホルダーは取付ませんでした。

折り畳んだ状態です。概ねシートの幅に納まっています。
この高さならバックの時に私の視界には障害になりません。

運転中にサポートの金具が振動で開いてこないようにマジックテープをつけました。

使用中に膝などが下から当たってテーブルが上に折りたたまれ置いたモノが落ちたりしないように、折りたたみ金物を結束バンドを止めるようにして完成です(^^)

はがしやすいように結束ベルトの先を折り曲げて接着剤で止めました。

シート生地にうまく貼り付きました(笑)

まとめ
車中泊の旅では後部座席で軽い食事をしたりパソコンを使いたかったのですが、今回テーブルを取り付けたことで可能になり便利になりました(^^)
何か不具合を感じると工夫してみたくなります(^^)
軽キャンパーにはそんな自分で工夫していく楽しみ方もありますね。
また何か工夫をしたら記事を公開しますね。