軽キャンパーで行くヒロッピーの気ままなダム旅etc

軽キャンパーでダム旅や車中泊キャンプなどをしているヒロッピ~のブログです。旅先で味わったB級グルメや総菜、地酒、その日のハプニングや感動したことなどを日々ご紹介出来ればいいですね。ダム旅etcを快適に楽しむためネット通販で集めたこだわりギアや工夫改善などもご紹介しています。

軽キャンパーにFFヒーターが付きました!(2021年11月15日)

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はじめに

 補助暖房用に小型のセラミックヒーターが標準で設置されていますが、長野でした冬の車中泊では能力不足でした(^^;

 エンジンを止めるとどんどん車内が冷えてきます。

 シュラフに入れば身体は温まりますが顔が冷たくて寝るのがきつかったですね。

 なので以前から欲しいなと考えていたFFヒーターをやっと設置することが出来ましたのでご紹介します。

FFヒーターとは

 エンジンを止めた状態でも車内を暖める事が出来るヒーターです。

 わずかなガソリンを燃料としサブバッテリーの電気があれば朝まで暖房が可能です。

 車中泊では一酸化炭素中毒防止や騒音防止の観点からエンジンを停止するのが基本ですね。

 エンジンを止めると鉄板1枚の車内は外気に冷やされてどんどん寒くなってきます(^^;

 FFヒーターを設置すれば極寒の中でも朝まで快適に過ごせそうです(^^)

 FFヒーター設置作業はガソリンタンクに燃料パイプを装着したり車に穴を空けたりと自分では取り付けが出来きません。

 FFヒーターで実績があるのはWebasto(べバスト)社とEberspacher(エバスペッヒャー)社の2社です。

 取付の講習を受けた人しか施工出来ないためプロに設置を依頼することにします(^^)

 べバスト社のFFヒーターです。

 エバスペッヒャー社のFFヒーターです。

設置していただけるビルダーさんが見つかりました

 軽キャンパーを製作していただいたタイムトラベルカンパニー社さまで設置していただくのが良いのですが、愛知まで車を持って行き何日か預けて取付作業を待つことになるのはさすがに厳しく広島で対応いただけるところを探しました。

 軽キャンパーはデルタリンク社さまが販売店となり購入したので、最初に設置可能かあたってみましたが1か月ほど預けることになるそうです(^^;

 今はコロナ需要のためかキャンピングカー人気で忙しく他のキャンピングカー製作の合間に少しずつ施工されるのかと思われます。

 1か月も預けるとどこにも行けず困りますよね(^^;

 なので別を探しました。時々ショップの前を通ることがあり比較的近い所にあるコンパスRV広島さまにWEBから問い合わせてみました。

「取り付け可能です。家具の様子が判らないので一度現車を拝見させてください。」と返信があり会社に電話して都合を確認のうえすぐに車を持って行きました(笑)

 FFヒーターはモノを置くスペースを奪われたくないことやコントローラーはセラミックヒーターを取り外した後に取り付けたいことなど希望をお話ししました。

 写真は今ついているセラミックヒーターです。

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 道路の凍結防止剤の影響を少なくしたく本体は車内の後部座席下のスペースか運転席の後部のステップ部に設置したかったのですが、バンと違いワゴン車は色々配線や機器がついていて設置が出来ません(^^;

 最終的にスペアタイヤが設置してあった車外のスペースに設置することになりました。

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 マフラーカッターを取り付けてもらった時にスペアタイヤが支障になるので外したのが功を奏しました(笑)

 鉄板1枚に穴を空ければ後部座席の下へ温風ダクトなどを入れ易いそうです。

 雪の深い所を走ってもこの高さなら影響は無さそうですね。

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FFヒーターはエバスペッヒャー社にします

 車外設置が可能なドイツ製のエバスペッヒャー社の製品になりました。

 設置するエバスペッヒャー社の製品は燃料がガソリン用のAirtronic  B2Lです。

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出典:ZVW Vintage Parts WEBより

 標高が1500mも超えると高所対応の燃料ポンプなどが必要になりますが、この製品は標準で標高5000mまで快適に使用できるそうです。

 実際にそんな高い所に行くことはありませんがスキー場などは1500mを越えるところがありますからこの性能は心強いですね(^^)

 電源の入り切りや温度調整をするコントローラーはイージースタートプロになります。

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出典:ZVW Vintage Parts WEBより

車持ち込み日を待ちます

 作業依頼日までの間少し工作をしてみました。

 セラミックヒーターは自分で外しtみます。

 化粧パネルを最初に外しました。

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 セラミックヒーターを引き出しました。

 AC100V 300Wの製品です。

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 側面の作り付けのパネルを外しコンセントプラグやコードを抜きます(^^)

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 後でパネルを外さなくても新しいコントローラーの信号ケーブルを引っ張り出せるように赤い予備導入線を入れました。

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 コントローラーの大きさはW81.8ミリ×H37ミリ×D18.6ミリです。

 コントローラーを埋め込むように化粧パネルも自作します。

 コーナンプロの端材コーナーを見ていたら丁度良い厚みの板が220円で売っていました(^^)

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 元の化粧パネルの大きさや作り方を参考にします。

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 カッターナイフでなんとかカットしました。

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 木工ボンドでコントローラが付く所を作っていきます。

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 木工ボンドが固まったらフェイクレザーを貼って表面を仕上げます。

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 ベッドボードを自作した時に取り寄せたフェイクレザーの色見本の中から似た色のものを貼ってみます。

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 元のパネルに合わせて4隅にネジ穴を開けます。

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 接着剤も乾き完成です。

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 色も同等でコントローラーが埋め込みされてスッキリした取り付けが可能になりますね(^^)

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車を持ち込みます

 自作したコントローラー取り付け用のパネルも渡します(^^)

 錆びていたマフラーの錆び止め塗装とレノジー走行充電器のイグニッション信号接続を追加でお願いしました。

 車内の吸気口と吹出口は近付けるとショートサーキットを起こして暖房効果が落ちるため後部座席左右に離して取り付けのようです。

 運転席側の後部座席に座ることが多いので温風の吹き出しを運転席側にする予定でしたが、カバーを開けると車のコンピューターが設置されていることがわかり、熱の影響を避けるために反対の助手席側になりました(^^;

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 良く座る方の運転席側の足元から温めたかったのですが残念です。

 暫く使ってみて不具合を感じるようなら、ダクト延長や換気扇で温風を循環させるなどの対策を行うことにしましょう。

 また当初はベッドボード下から送風ダクトを延長し天井辺りから吹くようにしようかと考えていましたが天井上部しか温まらないようで止めました。

設置していただきました

 当初予定は数日もあれば作業完了予定でしたが、何か追加のパーツが必要になり2~3日延びる連絡がありました。

 軽キャンパーを持ち込んでから9日目に完了の連絡がありワクワクしながらすぐに車を受け取りに行きました(笑)

 代車も借りれたのですが特にこの間遠出するわけでもなく借りなかったのでJRに乗って行きます。

 手前に置いてあります。久しぶりに愛車と対面です(^^)

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 コントローラーは以前セラミックヒーターが設置されていた所にばっちりついています(^^)

 簡単に操作説明を受けます。

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 温風吹き出し口が助手席後部座席下に付いています。

 ドア内張りとの隙間が狭く熱風で内張りが熱くなるのが気になりますが溶けるようなことはないとか。

 暫く使ってみて何か工夫した方がいいかもしれませんね。

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 車の下側を覗いてみます。縞鋼板の中にFFヒーター本体が設置されています。 

 排気音軽減のためマフラーもついています。

 ただ周りが黒いのにシルバーが目立つので後で黒く耐熱塗装をする予定です。

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 細い黒の燃料パイプがガソリンタンクにつながっています。

 燃料パイプより太いパイプは燃焼空気用です。

 左に温風吹き出し用の黒ダクトが伸びています。

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 右側に車内冷気用の黒ダクトが伸びています。

 思ったより狭い空間にギュウギュウにきちんと取り付けてあり、作業も大変だったそうです。

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 温風用ダクトの車内側を見てみました。

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 外からダクトが入っています。

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 レノジー走行充電器のイグニッション信号も接続していただきました(^^)

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FFヒーターを作動させてみました

 車内は21度です。

 26度に設定しスイッチを入れてみました。

 最初にフルに稼働すると想像以上に大きい音がします(^^;

 それでもエンジン音に比べれば静かなものです(笑)

 ある程度温まったら燃焼も止まり音も小さくなるようですが暫く音には気を付けて周りに迷惑にならないように使ってみることにします。

 温風は手をあてると熱くドライヤーの熱風のようです。

 熱風が当たっているドアの内張りには何か断熱対策をした方が良さそうです(^^;

まとめ

 これから本格的に使ってみてから燃料の減り具合や音、乾燥状態、暖房効果など追記しようと思います。

 うまくFFヒーターを使いこなせれば厳寒期用のシュラフも不要で荷物も少しコンパクトに出来ますね(^^)

 車中泊でスキー場巡りの旅も出来そうですね(^^)

 コンパスRV広島さま、作業が大変だったようですがありがとうございます。

 FFヒーターは後からだと家具が架装してあり施工も難しく何日か車を預けることになり不便です。

 寒い季節に車中泊をする予定があれば費用がかかっても軽キャンパー製作時に最初から一緒に設置してもらうべきだと思いました。

 これからキャンピングカーを作られる方はFFヒーター設置をよく検討してみてくださいね(^^)

 また何か軽キャンパーに新しいグッズを付けたり工夫をしたら記事を公開しますね。

※追記 黒く塗装しました(11月16日)

 早速ホームセンターで黒色の耐熱塗料を手に入れてきて白く見えた所を塗装します(^^)

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 改めて車の下を見ると錆びたマフラーに透明なサビ止め塗装がきちんとされていました(^^)

 これで融雪剤が溶けた道路の水がかかっても、更なるサビを防止出来そうです。

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 FFヒーターの排気管は熱くなるので車のマフラーに塗れる耐熱塗料です。

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 塗りたい所だけに塗料が吹けるように周りをマスキングしました。

 車の下に寝転がって作業出来るように地面にヨガマットを敷いてみました(^^)

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 キレイに塗装するには丁寧にマスキングすることが大切ですね。

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 マスキングも終わりいよいよ塗装です。

 どんな感じで塗料が吹き出すのか最初は緊張気味です(笑)

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 1回目の塗装をしました。

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 サブバッテリーの100Vコンセントにつないでドライガンで乾燥させます(^^)

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 2回目を塗って塗り残しを確認し、不足の所を少し塗って塗装は完了です。

 マスキングをはがします。

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 最初に比べて目立たなくなりました(^^)

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※追記 ショートサーキット対策をしました

 車内冷気口が温風吹出口の熱風を吸い込むショートサーキットを起こしてFFヒーターが停止するようで、対策でフタのスリットがテープでふさいでありました。

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 後部座席運転席側下にある空間の点検口を開けてみると車内冷気口が差し込まれています。

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 座席下側面のスリットから車内冷気を吸うようにしてあります。

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 後部座席助手席側下の点検口を開けると温風吹出口が突き出してあります。

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 後部座席の下にはメーカー標準のリアヒーター本体とダクトが設置されていて空間が左右つながっている状態です。

 そのため温風ダクトの熱や温風をスリットから吸ってしまうショートサーキットが起きたようです。

 なので温風吹出口側のスリットから温風を吸わないようにテープで塞ぐ対策がされたようです。

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 座席下の空間で温風が車内冷気口に吸われないように間を空気が行き来しないように塞ぐことにしました。

 材料は以前ポータブルクーラーの排風ダクトを断熱しようと手に入れていた「断熱クン アルミ気泡入り緩衝材シート ダブル」を使います。

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 概ねの大きさにカットしました。

 元々ついている細いダクトの所を切り欠いています。

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 ゴリラテープで隙間が無いように貼っていきます。

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 狭い場所の奥で見えにくくて貼りにくいのですが少しずつ何とか貼り終えました(^^)

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 貼ってあったテープも剥がし暫く様子を見てみることにします。

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※追記 ドアの内張りの熱対策をしてみました

 温風が直接当たり手が触れられないほど熱くなるドアの内張りに「断熱クン アルミ気泡入り緩衝材シート ダブル」を試しに貼ってみました。

 4センチほどしか開いていないので熱くなるはずです(^^;

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 スライドドアなので狭く貼るにも苦労します(^^;

 FFヒーターを運転してみると表面は手が触れられないほど熱くなりますが内張への影響は少しは抑えられると思います。

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 FFヒーターも吹き出し温度が10度ほど低くなるLOWモードに設定してみました。

 暫く使ってみてあまり具合が良くないようなら温風吹出口に位置変更などをショップに相談してみましょう。