- はじめに
- 焼けている所を探します
- メーカーに修理依頼をします
- 併せて無償アップグレード依頼です
- 壊れないよう梱包して発送です
- 故障の症状が判明したけれど・・・
- インバーター交換になりました
- インバーターを外している間に一工夫します
- マルチインバーター1500Wタイプが届きました
- インバーターのリモコンなどを取付けます
- インバーター本体を取付けます
- コンセント配線の長さ調整です
- サブバッテリーに配線を接続し直します
- 動作確認で問題発生か?
- 無償アップグレードされていました
- まとめ
はじめに
自宅のスマホとテレビがミラーリングで接続出来たので、4月3日に軽キャンパーのテレビも試そうとしていました。
朝は電源が入っていた軽キャンパーのテレビの電源ランプが点きません(^^;
おかしいと思っているうちになんだか樹脂が焼けるような臭いが車の中に漂ってきました(^^;
テレビが点かない原因を探しインバーターの故障と特定し修理した記事を公開しますね。
焼けている所を探します
もしかして配線がショートしているかも?と思いすぐにインバーターやバッテリーモニターのスイッチを切ってサブバッテリー関係の電源を全て落としました。
懐中電灯で臭いがした辺りを色々見ても配線が焼けている所はありません。
もう一度電源を入れてインバーターも起動させたらインバーターの右隅の方から細く白い煙が立ち上っています(^^;
何かが焼けているのは間違いありません。
電源を全て落とし今度は電圧を計るテスターを持ってきました。
再度電源を入れて各所電圧を計ってみます。
インバーターのDC入力端子ではバッテリーの13Vの電圧が正常に出ています。
バッテリーモニターのスイッチを切るとバッテリーの電圧が出ないのでバッテリーモニターの機能も正常です。
次にインバーター電源を入れてみてインバーターのAC出力コンセント2カ所の電圧をテスターで測定したらAC100V電圧は出ていませんでした(^^;
インバーターから焼けた臭いもしますのでインバーターの故障確定です(泣
メーカーに修理依頼をします
こんな時に軽キャンパーを購入したキャンピングカービルダーが近くに有ればすぐに持っていって確認いただけますが遠方なのでそうもいかないのが不便です(^^;
自分でメーカーに修理依頼するためにインバーターを取り外します。
バッテリーからの配線を外し先端をテーピングしておきます。
外部電源供給ケーブルのプラグも外します。
インバーターのAC出力コンセント2か所に差してあるコンセントプラグも外し、木板の固定ネジを外すとインバーター本体が取り外せました。
電気容量に余裕を持たせて2000Wタイプのインバーターを選んだのと、バッテリー充電器・ソーラーチャージャーコントローラー・UPSを一体で組み込んである正弦波のマルチインバーターなので結構大きく重いですね。
併せて無償アップグレード依頼です
インバーターの電源を切っていないと待機電流が1A程度常時流れていて、以前しばらく車に乗っていなかったらバッテリー容量が0近くになったことがあります。
そのような事が発生しないようにバッテリーモニター&セーバーにオートパワーOFF機能が追加されています。
今設置してあるのはオートパワーOFF機能が追加される前のため、バッテリーモニター&セーバーをメーカーに送ると無償でアップグレードしていただけます。
※機器を発送した時点では会社移転前の住所が記載されていましたが現在は以下の新住所に修正されています。
【送り先】
株式会社オンリースタイル 無償アップグレード係
〒165-0031
東京都中野区上鷺宮 3-16-9 オーエスビル
TEL:03-4455-7426
これまで配線などを全部外し往復の送料を自費負担するのが面倒でしたが、インバーターの修理依頼に併せて思い切って取り外すこととし、無償アップデートを依頼することにしました。
制御器本体から表示器へのケーブル、制御器の赤い電源線、バッテリーマイナス端子固定ネジを緩め、接続されているマイナス側の配線を外して制御器本体を取り外すので面倒です(^^;
後で再取付けする時に間違わないように写真を撮っておきます。
外した制御部です。
次に表示器を外します。
化粧パネルに固定してあるネジを緩めるだけで外れると思っていましたがなかなか外れません(^^;
仕方なく久しぶりに化粧パネルを外してみました。
化粧パネル内から指で押し出すと簡単に表示器が外れました。
単に表示器がパネルに少しくっついていただけで、やはり化粧パネルは外さなくても表面の取付ネジを外すだけで表示器は外せるのでした(^^;
固定ネジを失くさないよう軽く締めこんでつけておきます。
ケーブルのモジュラージャックを表示器に差し込み、表示器をパネルに押し込んでネジで止めるだけで元通りになります(^^)
外した表示器です。
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壊れないよう梱包して発送です
クッション材で丁寧に包みます。
写真を撮り忘れていましたが、ぴったり合う箱が無いので段ボール箱をカットして自作し、隙間に新聞紙を詰めて梱包し宅配で発送しました。
ところが1週間経ってやっと製品の到着確認と状況確認のため数日猶予依頼の返信が来ました・・・「無償アップグレードのご案内」に記載の住所に発送しましたが、1年前に会社が移転していることがPDFの住所に反映されていない事がわかりました(^^;
※記載住所の食い違いをメール連絡したので今日現在は修正されています。
故障の症状が判明したけれど・・・
その後、症状として以下のようなメール連絡がありました。
「インバーター基盤上のDC側のMOSFETが焼損しておりました。
原因についてはわかりかねますが、該当部分の故障原因の多くは逆接、DC入力電圧の誤り、AC側でのショートなどが多くなっております。」
備考には「メールをいただいた状況ですと、逆接、DC入力電圧の誤り、AC側でのショートが起こる状況ではないと思いますので、このような故障が起こったことを心配しております。
再発を予防するためにも配線に誤りがないかなど業者様に確認していただくことを
お勧めいたします。」と書かれていました。
インバーターへの配線はシンプルな構成で2年近くも使用していて誤配線とは思えません(^^;
煙が出た時にその場に居たので何かインバーター以外で不具合があったらそちらが焼けて臭いがしていたことでしょうが、インバーターを外す前後でもインバーター以外の電線がある場所を念のため臭ってみましたが焼けた臭いなどはしていませんでした。
キャンピングカービルダーが遠いので簡単に確認を依頼することも出来ません(^^;
自分でインバーターに関係する配線などを全てテスターで確認し、コンセントに接続された配線に緩みがないかコンセントやプラグもフタを開けてネジの増し締め確認をしましたが特に異常はありませんでした(^^)
故障の原因として唯一可能性があるとしたら、FFヒーター取り付け時他で車体に穴を開ける時に出る小さな鉄の切り子などがインバーターの排熱ファンの開口からたまたま入っていて、MOSFETが焼けたタイミングで基盤に触れてショートしたのかもしれません?
故障時にインバーターをそのまま車に付けた状態でメーカーに確認依頼出来ない現状では検証しようがありませんね(^^;
直接の故障原因が不明なのはモヤモヤしますが、これ以上は究明出来ないことでしょう。
インバーター交換になりました
今は故障原因追及よりインバーターを修理をし早く返却してもらう方が優先です(^^)
2年近く経過しており保証書も無くメーカーの瑕疵を問いにくい状況であり、修理費は税抜きで25、000円ほどかかるようです(^^;
修理でインバーターの基盤を交換すると時間がかかることもあり、良品との交換で対応の提案がありました。
たまたまかもしれませんがこんなに早くインバーター故障に遭遇するとは思ってもいませんでした(^^;
製品ごと交換になるなら1サイズ容量が小さい1500Wタイプのマルチインバーターに交換出来ないか相談をかけてみました。
高額な製品であり今後も買い替えや修理が必要な場合は本体価格が少しでも安い方が良いです。
また、使う電気容量に余裕を持って2000Wタイプを選びましたが、実際には電子レンジ使用が主で、同時にドライヤーや電気グリルなど消費電力の大きい家電を使うこともなく、テレビも外したのでAC100Vの電化製品は少なくなっています。
なので今の軽キャンパーでAC100V電気製品を使うには1500Wタイプの方がマッチしていると思います。
1500Wタイプにすれば待機電流が少し小さくサブバッテリーの消耗も気持ち抑えられ、大きさも少し小さくわずかに収納スペースも増えて良いですしね(^^)
マルチインバーターの2000Wタイプと1500Wタイプはコネクタなども同じで、外した配線がそのまま使えるのがありがたいですね。
メーカーからマルチインバーター1500Wタイプへの交換について承知いただけて、修理費用も税抜き20,000円になりました(^^)
インバーターを外している間に一工夫します
せっかくインバーターを取り外しているチャンスなので、ついでに各所に何のプラグなのか何のコンセントなのかをラベルテープで貼っておきました(^^)
最初は表示が無く何が何か良くわかりませんでしたが2年使ううちに頭に入っています。
しかし表示しておくことで今後この車を知らない人に何かの修理やカスタマイズをお願いする時があれば説明し易くて役に立つことでしょう(^^)
サブバッテリーからの電源分岐端子も増設しておきましょう。
4P端子台から8P端子台に交換します。
分岐線はKIV電線5.5スケアを使います。
絶縁カバーの色は赤と黒にしたいところですが、圧着端子と絶縁カバーの少量販売が無かったので、兼用で黄色の絶縁カバー付きにしました。
絶縁カバーの上から圧着すれば良いので少し手間も省けます(^^)
分岐線を自作しています。
端子台の幅より端子が大きいので端をニッパーでカットしました。
元々軽キャンパーについている分岐線は3端子分を再利用します。
元々ついていた分岐線をつけてみました。
元の4P端子台を外して8P端子台をつけます。
端子台の場所が狭いので短いドライバーを使っていました。
端子を固定するネジを何度も下の配線の中に落として探すのが大変です(^^)
作業がはかどらないので重くて動かすのが面倒だった手前のサブバッテリーを横にずらすととても作業し易くなりました。電動ドライバーも使えてしっかり固定できます。
横着せず最初から横にずらしておけば良かったですね(^^;
先日取り付けたフリップダウンモニターの電源用につけた分岐端子台はつなぎ替えるのが面倒になりそのままにしています。
予備電源端子は上側にしたかったのですが元の線の位置に合せると下側が予備電源端子になりました。
電源接続を増やす場合はサブバッテリーを横にずらして作業すれば大丈夫です。
これで完成にしようかと思いましたが、やはりフリップダウンモニター電源用の分岐端子台が気になり、翌日取り外して新しい端子台に接続替えをすることにしました。
配線と分岐端子台を外しました。
配線に圧着端子を付けます。
下側の予備端子に配線を固定し前にカバーを取り付けて完成です。
今回は最初からサブバッテリーを横にずらしたので作業性は良かったです(^^)
レーダー探知機配線などのガタツキ防止でクッションテープを巻いていますがグレーなので、赤で囲ったところが少し目立つのが気になっていました。
この機会に気にならないようにしておこうと黒いクッションテープに交換します。
まずはカバーを外して配線を引き出します。
クッションテープを貼る時の写真がありませんが出来るだけカバーの裏になるように押し込んでいます。
あまり目立たなくなりました(^^)
マルチインバーター1500Wタイプが届きました
結局故障してから2週間ちょっとで代替えのインバーターが到着しました。
マルチインバーター1500Wタイプに交換していただいたので横幅が10センチ小さいです(^^)
バッテリーモニターと表示器もアップデートされて戻ってきています。
本体だけが届くかと思っていたらインバーターリモコンや配線、六角レンチなどもついて新品一式が届きました(^^)
インバーターのリモコンなどを取付けます
先日インバーターリモコンのスイッチ部を補修しましたが、せっかくなので新品に交換です(^^)
固定ネジ2本とモジュラージャックを外して差し替えるだけです。
簡単に交換完了です。こんな時も電動ドライバーは活躍しています(^^)
バッテリーモニターの表示器を取り付けます。
モジュラージャックを差し込みネジで固定するだけです。
表示器も取付け完了です。
インバーター本体を取付けます
インバーター本体の取付ビスは右側が元の位置、左側は10センチ右にずれます。
先に下側にビスをつけてインバーターを載せてから上側をビスで固定することにします。
ビス4本を締めてインバーター本体の固定完了です。
外部電源ケーブルのプラグをソケットに差し込み、サブバッテリーからのケーブルを接続します。
赤いサブバッテリープラス側ケーブルを固定します。
絶縁保護していた赤テープを外し棒端子をプラス端子に差し込み、手前の穴から六角レンチを差し込んで回せば固定出来ます。
次は絶縁保護していた黒テープを外し棒端子をマイナス端子に差し込み、手前の穴から六角レンチを差し込んで回せば固定出来ます。
電源入力側は接続完了です。
2000Wタイプと1500Wタイプはソケットや端子の位置が同じなので特に加工も無くそのまま元に戻すだけでした(^^)
コンセント配線の長さ調整です
幅が10センチ小さくなって収納スペースはわずかに広くなりましたが、インバーターのAC100V出力に差してあった左側のコンセント配線が短くて足りなくなりました(^^;
右側からの線は余る方なのでそのままとし、左側のは配線を長いモノに交換します。
近所のホームセンターでVFFケーブル2.0スケアと圧着端子を手に入れてきました。
プラグ側の圧着端子を取り付けます。
プラグに配線をネジ止めします。
コンセント側も圧着端子を付けてネジ止めします。
コンセント一式出来ました(^^)
インバーターのAC100V出力にプラグを差し込み、ケーブルの各所を元々ついていたビニルサドルで固定しています。
作り直したコンセントの配線長さはプラグ側が出来た時に差し込んで長さを合わせたのでピッタリです。
電子レンジの配線プラグをコンセントに差し込んで元通りです。
インバーターのもう一つのAC100V出力は、車内のコンセント用配線プラグを差し込んでいます。
サブバッテリーに配線を接続し直します
バッテリーモニターのマイナス側端子に黒のマイナス側配線を固定しました。
バッテリーモニターのマイナス端子をサブバッテリーの端子に差し込みネジを取り付けて締めこみます。
端子台を増設し配線をまとめたので狭い空間が少しスッキリしました(^^)
絶縁保護と緩み止めを兼ねて自己融着テープを巻いておきます。
狭い所は必要な長さに切って軽く丸めておくと巻き易いですね。
自己融着テープは少し引っ張って巻いていくとテープ同士がくっつきます。
バッテリーモニターへの電源線を元通り取り付けます。
表示器からのモジュラージャックをバッテリーモニターのOUT側の端子に差し込みます。
これで接続は完了です。バッテリーモニターのモジュラージャック下の白く飛び出たスイッチを押せばサブバッテリーから各所に電源が供給されます。
緊張の一瞬ですね(笑)
動作確認で問題発生か?
サブバッテリーから電源供給されたら接続されている車内灯や冷蔵庫、ナビなどが動作するか確認します。大丈夫です(^^;
インバーターのスイッチも入れて各所コンセントにAC100Vが来ているか、ドライヤーをつないで動くか確かめます。大丈夫です(^^;
最後に一番消費電力が大きいアイリスオーヤマの電子レンジPMB-F185-6(1050W)がインバーターのAC100V出力で作動するか確かめます。
電子レンジのスイッチを入れるとインバーターのリモコンには1000W前後の消費電力である表示が出ています。
電子レンジのスイッチ入れると表示と共にどこかからピーピーピー・・・と音がして何か探すとインバーター本体から音が出ています。
音が出てすぐに今度はリモコンに「LoAd」と表示されインバーターが停止し電子レンジを使うことが出来ません。(^^;
マニュアルを見ると「LoAd」は過負荷によるインバーター停止のようです。
出力が強だから過負荷になるのかと弱にしても一緒で警報音がして停止します。
インバーターは出力1500W、サージ3000Wの仕様のため、電子レンジの1050W消費電流は大きすぎるとは思えません(^^;
何か調整方法があるかもとメーカーにメールで照会したり、マニュアルを読んでいました。
しばらく経って唯一ディップスイッチを60Hz側に倒していなかったことに気付き車に戻って確かめてみることにしました。
やはり50Hzのままです。
ディップスイッチを60Hz側に倒してインバーターのスイッチを入れたら普通に電子レンジが使えます。
念のため再び50Hzに戻しても電子レンジは普通に使えたので周波数の切り替えの問題では無さそうです。
はっきりとは原因がわかりませんが、インバーターにUPSを内蔵していることなどが関係して、インバーターをサブバッテリーに最初に接続した時はしばらく間を置いて、インバーター内の各パーツが充電されないと正常に機能しないのではないかと推測しています。
この後冷凍おにぎりを電子レンジ強で温めてみましたが特に停止することもなく普通に温められました(笑)
一瞬また元の2000Wに戻さないといけないのか?などと思いましたが、普通に使えるようになって一安心です(^^)
無償アップグレードされていました
バッテリーモニター&セーバーにオートパワーOFF機能が追加されたか表示器を見てみました。
オートパワーオフするまでの時間設定項目が増えています。
出荷時に24hに設定されています。
オートパワーオフするワット数を設定する項目が増えています。
出荷時に30Wに設定されています。
冷蔵庫の電源を入れていると低W数の電気が流れ続けるのでインバーターの待機電力25W程度と併せて何Wに設定するのがいいのでしょうね?
何回か設定してみて丁度良いW数をみつけるしかないですね。
まとめ
焼けた場所が早く特定出来て良かったです。
キャンピングカーはあちこち配線が行われており、自分で製作したものではないのでどこに何の配線が通っているのかよくわかりません(^^;
今回のようなことが高速道路の走行中などに発生したらと思うと怖いですね。
車両火災にもなりかねないですよね(^^:
ひとまず大事には至らず良かったです(^^)
他の記事でも書いていますがインバーターを外している間に、これまで気になってたことを色々改善出来るチャンスになったのも良かったですね。
なかなかポン付けで終わらず何かハプニングが付きものですが、それを解決した時の達成感も楽しみの一つになりますね(笑)
また何かしたら記事を公開しますね。