はじめに
これまで小川キャンパルのカーサイドシェルターを使ってきました。
2人が使う程度のスペースはあり、設営してしまえば目隠しにもなり良かったです。
しかし1人での設営はだんだん面倒になってきました(^^;
フレームパイプを延ばして差し込み、タープの形が出来たら車の丁度良いところまで移動させます。
設営位置が決まったら吸盤の吸着やペグを何か所も打ち込む・・・と結構手間取っていました。
特に吸盤をつけたいところに平たい箇所が無く、うまくくっつかずに苦労しました。
風に飛ばされないよう押さえながら設営するのも1人では大変でした(^^;
1泊程度ならカーサイドシェルターを出さずに過ごした方が簡単に済ませて良かったくらいですね。
せっかく時間をかけて設営するなら、もっとアウトドアぽくてワイルド感があり、簡単に設営できることを考え、タープを軽キャンパーに連結する方法を試してみたくなりました。
軽キャンパーに連結しやすそうで格好いいタープをいろいろ探してみました。
その中からテンマクデザインのムササビウイング 19ft.グランデ VC焚き火 versionを選びました。
ムササビウイングの誕生秘話にこのタープをデザインされた堀田氏との以下のやりとりが書かれています。
「お客様から正式な張り方を教えて欲しいと問い合わせが多いのですがどうしましょうか?」
堀田氏「俺にも教えてくれないか?」・・・
正式な張り方なんてなかったわけだ。使う人が考え、自分が快適にカッコよく張れればそれでいいのである。
出典:テンマクデザイン
正式な張り方なんてない・・・工夫次第で軽キャンパーにもいいなと感じ、頭の中でどんなに連結するのか考え、立野キャンプ場でテストすることにしました。
当初は軽キャンパー側にフックをつけました
ムササビウイングには6カ所の張綱ループがつけられています。
このうち2カ所を軽キャンパーにつけたフックやルーフトレイを利用して固定し、残り4カ所だけをペグで固定すればカーサイドシェルターより簡単に設営できると考えて準備していきました。
ネットで探してもレインガーター部分に取り付ける良いフックがあまり見つかりませんでした。
磁石のフックも以前強力な磁石で試してみましたが、やはり横にはズレてしまいます。
使えそうな以下の2種類のフックをやっとみつけて用意しました。
1)タープ クリップ 雨どい ジョイント パーツ
張綱ループにはステンレスのカラビナを2カ所つけておきました。
1回目の設営方法です
リアゲート付近にタープ クリップ フック 雨どい ジョイント パーツをつけています。
レインガーターの高さに対して固定ネジの長さが短めで、一旦ネジを全部緩めてからレインガーターにはめ込み、ネジを締めていくことになり、取り付けが少し難しかったです。
写真でもわかるようにフックが斜めにタープに引っ張られて固定強度に不安があります。
前側は先日つけたルーフトレイ横の金物に引っ掛けてみました。
1カ所ポールを立てて空間を広くしています。
最初はポールのところはロープを2本にしています。
最初の設営としてはタープの曲線がキレイに張れていますね(^^)
運転席後部側は換気扇が設置されていてドアの高さが少し低くなっています。
反対の助手席側の方が出入りしやすいので、タープを張る向きはこれまでの運転席側から助手席側に変えています。
ロープを目立つ色に変えてみました
夜は歩く動線上のロープが良く見えず足が引っ掛かります。
蛍光イエローのロープを持っているので交換してみることにしました。
右が蛍光イエローのロープで左が元の白いロープです。
写真では白く写っていますが、夜間少し視認性が上がりました。他の箇所も順次交換しました。
ポールのロープを1本にしてみました
初日は様子がわからずポールのところを2本のロープで固定していました。
1本にして車のフックを外しても自立するように、両側のロープの角度を調整しています。
ペグを打つ個所が1本減りました(^^)
2回目の設営方法です
前側を引っ掛けていた金物が引っ張られて斜めになってしまいました。
引っ掛ける金物の強度不足ですね(^^;
そこでルーフトレイにしっかり固定出来るように、買い出しの途中にホームセンターのコメリ加計店に立ち寄り、部材を手に入れてきました。
ステンレスの薄いバーとネジです。
ルーフトレイのパイプサイズに合ったボックスレンチを利用して丸く形を整えます。
ルーフトレイに当たる部分に滑り止めのクッション材をつけます。
場所が狭くて小さいナットを何度か落としてつけるのに苦労しましたが、Wナットにして緩み止めまで出来ました(^^)
これがうまくいけば、帰ってからアーミーグリーン塗装をします。
カラビナをかける時より、外すときが難しいです。
反対のロープを緩めてもタープの重さで引っ張られるので、カラビナが外しにくいのです。
S字のフックなどの方が良いかもしれません。
リアゲート付近を今度はキャプテンスタッグ カージョイントに変えてみます。
レインガーターに金物をはさみ上側のネジ2本を締めこんで固定です。
リアのスライドドアを開けても金具とは干渉しません。
見た目ほどはかっちり固定されず、レインガーターのところをはさんでいるだけの感じで、引っ張られると上側が手前にずれてきます。
直角方向に引くように使用することが記載されており、今回のように斜めに引くと金物もずれて斜めになっていました。
どうも確実な固定が出来るフックに行き当たりませんね(^^;
前後固定方法を変えてみましたが、もっとしっかり、簡単に固定出来るようにしたいですね。
車と連結した写真です。
下にテーブルやイスを仕舞って車側から外した写真です。ポール側は自立していますね。
強風でめくり上がらないように車側の張綱ループはペグで固定しています。
3回目の設営方法です
このタープの下は太陽光がさえぎられ、風が通ると涼しくて快適でした。
小雨が降りましたが、まだ新しいこともあり雨もはじいています。
せっかくですから本格的な雨も経験しておきたいなと思っていたら、4日目の朝方から本格的な雨になりました(^^) 持ってる?
天気が良い時は気付いていないことに気付けます。
この車体とタープとの隙間から雨が降りこんできます。
隙間から降りこむだけでなく、ルーフではねた雨も入ってきます。
この隙間をどうにかした方がいいですよね。
リアゲートを開けて行き来することも多いです。
リアゲートの下は雨が降っても大丈夫ですがタープとの間を行き来するときに濡れてしまいます。
この場所をどうにかした方がいいですよね。
そこでリアゲートまでタープがかかるように車を前に移動させ固定箇所を変えてみました。
リアゲートが開く位置にポールをもう1本立てました。
このポールは伸縮式で伸ばしてパイプ同士をねじると固定出来る仕組みになっており保管スペースが少なくてすみます。
しかし、雨で濡れたポールはパイプ同士の摩擦が少なくなりしっかり固定せず重みで下がってしまいました。雨に対する弱点がわかりましたね(^^;
リアゲート側のフックでは車体との間に隙間が出来てしまうので、フック固定は止めてロープで固定してみました。
リア側は固定しやすい場所がみつからず、あちこち試してみました。
これはバンパーにかけようとしていますね。
レインガーターに固定金物をつけてしっかりロープを固定出来ればよいのですが。
リアゲートの上にタープがかかることで、雨をさけてリアスライドドアとリアゲート間を行き来き出来るようになりました(^^)
リアゲートと車体部分は少し開いていますが、横殴りの雨でなければ大丈夫です。
雨で濡れたタープは重くて1人での設営は大変でしたが、張り方が固まれば手際もよくなってくることでしょう。
この時もずっと雨が降っていますが、タープの裏側に染みることはなく防水性はしっかりしていました。
前側もタープを車体にかぶせるため、フックではなくロープでルーフトレイに固定してみました。
翌日の天気予報が晴天ならもう1泊延長してタープを乾かしてから帰りたかったですね。
しかし雨の予報のため濡れたタープを折り畳み、ブルーシートに包んで車に載せ、自宅のベランダで焚火シートと共に干すことになりました。
このタープは13ftのムササビウイングより2m位大きくて、濡れて重くなると1人での取り扱いが少しつらかったですね。
色にこだわらなければ一回り小さい13ftの方が、雨の時、特に1人での取り扱いが楽かと感じました。
製品の時はコンパクトに折りたたんでありましたが、雨の中元通りにたたむことはできませんでした。
しかし、一番鋭角な所を基本に左右対称なので、半分に合わせるようにたたんだ後、順次張綱ループを持って半分半分とたたんでいき、適当なところで鋭角の細長い部分を長方形に折りこんでたたんでいけば、比較的簡単にたたむことが出来ました。
収納袋もついていますよ(^^)
まとめ
初めてムササビウイングを使ってみましたが、さすが正式な張り方なんてないだけにちょっとした張り方で機能性や雰囲気が変わっていきますね(^^)
マニュアル通りに組み立てるのと違いこれは面白い!
木の多いところならばポールを使わずに木に固定しても良いですし、ポール代わりの木を現地調達して立ててみることも可能ですね。
この日の最終形の写真ですが、まだこれで納得出来ておらずこれからの課題があります。
・ポールを1本にしてもう少しシンプルにしたいですね。
・車体への固定をもっと簡単にしたいですね。
次回、別の設営方法を試してみて、自分の中で定番の張り方になりそうなモノをみつけていきたいですね。
その時は、この記事に追記して公開します。