軽キャンパーで行くヒロッピーの気ままなダム旅etc

軽キャンパーでダム旅や車中泊キャンプなどをしているヒロッピ~のブログです。旅先で味わったB級グルメや総菜、地酒、その日のハプニングや感動したことなどを日々ご紹介出来ればいいですね。ダム旅etcを快適に楽しむためネット通販で集めたこだわりギアや工夫改善などもご紹介しています。

軽キャンパーの初回車検が重量オーバーになり構造等変更検査を受けました!(2023年5月19日)

はじめに

 早いもので軽キャンパーに乗り始めてから3年です。

 これまで65600kmほど走行し、フロントのブレーキパッドやバッテリー、ワイパーゴムなども交換してきました。

 いよいよ初回の車検を受ける日が来ました(^^)

 当初納車時のカスタマイズでは軽自動車サイズ規格の全幅1.48mを越えるためフェンダーカバーを取り外しオーバーフェンダー風に見える塗装をしたり、ナンバープレートを真っすぐしたり、重量オーバーにならないよう自分でつけた棚やラダー、ルーフラックなども取り外すなど車検対応準備をしてきました。

 全高2.0m以下のチョイアゲなどもしており、車検を受ける所はディーラーよりも車のカスタマイズを手掛けているショップが良いだろうと探していました。

車検の予約をしました

 車検は同じスズキのジムニーをカスタマイズされているショップにお願いすることにしました(^^)

 お願いするのは以前下見をしていただき相談したガレージ木村商店様です。

 記事の更新がされていませんがHPがありました。

 車検満了期限の6月9日の1か月前から車検が受けられるので5月10日に軽キャンパーをショップに持ち込むことで電話予約です。

 ダム旅に出発する前に早く車検を終わらせたいですからね(^^)

 朝一でショップに軽キャンパーを持ち込み、翌日夕方には引き取りに行く予定です。

 軽自動車税の納付通知も来ていたのでコンビニで振込み納付証明書を車検証と一緒にしておきました。

軽キャンパーを持ち込みました

 運転席はレカロシートに交換しているので純正シートは無く、レカロシートとシートレールの認定証、ホイールのロックを置いておきます。

 後部座席には念のため純正ステアリングと純正ライトバルブを載せてあります。

 万が一フロントバンパーを外すことになった時のために作成した写真入り外し方説明書も載せています(^^)

 ショップの担当者の方に持ってきたものの説明や、構造変更等申請はしない範囲でのカスタマイズを新車時に受け、全高はチョイアゲで2mを越えていないこと、フェンダーカバーを外して塗装したこと、リアゲートは強化ダンパーを付けているため閉めるのが重いこと、ヘッドライトはLEDバルブ交換時に光軸調整をしたが焦点が散っていると言われたことなどを改めて説明しました。

 サブバッテリーやインバーターの事も説明しておきます。

 ノーマル車をディーラーで車検を受けるのと違い色々気を遣いますね(^^;

 電話では2日目の夕方には終わる予定との話でしたが、昨日今日と何台か作業する車が入ってきて週末になるかもしれないと言われたので可能な限り翌日夕方に引き取れるようお願いしました(^^)

 代車を借りて帰りましたが、ジムニーが代車にあれば乗ってみたかったですね(^^)

 古い型のワゴンRですね。

 コラムシフトは使ったことが無いので、操作方法を教えていただきました(笑)

まさかの重量オーバーです(^^;

 翌日の昼過ぎにショップから電話がかかってきました。

 予定より早く車検を終えていただけたのかと電話を受けると「検査場に持ち込んだら重量オーバーで不適です。」「車両重量1010kgに対して実測すると1200kgあり、±50kgの範囲を超えているので重いモノを下ろして軽くする必要があります。」とのことでした(;;

 想定外の重量オーバーの話に困惑です(^^;

 小型自動車と軽自動車は±50kg、普通自動車は、±100kgを越えると自動車検査証記載事項の変更と構造等変更検査が不要ということに適合しないようです。

 すぐに軽キャンパーを製作してもらったキャンピングカービルダー様に電話をしてアドバイスを受けます(^^)

 重量オーバーであれば重いモノを下ろすしかないとのことですが、架装等により車両重量が増加した場合の審査の規定に車両重量の1.1倍までは大丈夫などの説明がありました。

 取り急ぎ車検を出したショップに行き状況を聞きキャンピングカービルダー様からの話を伝え、一旦軽キャンパーを持ち帰り重いモノを下ろして来ることにしました。

 サブバッテリー23kg、インバーター6kg、冷蔵庫8.5kg、電子レンジ11.4kg、フリップダウンモニターと棚板7kg・・・その他たくさん載せているものを下ろし、およそ72kgの減量で再度ショップに持ち込みました。

 ブロックタイヤとホイールは純正タイヤセットより1本当たり5kg前後重いとか(^^;

 中身は空っぽになりました(笑)

 念のためフロアマットにジャッキも降ろしました(^^)

 残っている重いモノはソーラーパネルとFFヒーター、前のカンガルバー、後鋼管バンパー、レカロシートくらいになりました(^^;

「架装等により車両重量が増加した乗用自動車等の審査」を調べてみました

 キャンピングカービルダー様から聞いた車両重量の1.1倍までは大丈夫という事を自分でも調べてみると以下が関係しているようです。

 独立行政法人自動車技術総合機構に審査事務規程が公開されていました。

4-20 架装等により車両重量が増加した乗用自動車等の審査
乗用自動車(車体の形状が箱型、幌型又はステーションワゴンのものに限る。)として認証を受けた四輪以上の指定自動車等(諸元表において許容限度が不明なものに限る)であって架装等により車両重量が増加したものの審査については、第 6 章及び第 7 章によるほか、次により取扱うものとする。
(1)次に該当する場合には、それぞれの技術基準等に係る書面等による審査を省略することができる。
① 7-16-2-3(1)又は 7-15-2-3(2)に規定する技術基準等若しくは「従前規定の適用」においてこれらに代えて適用する技術基準等自動車又はその部品の改造、装置の取付け又は取外しその他これらに類する行為による制動装置の変更がなく、受検車両の諸元表に記載された類別区分番号に対応する車両総重量に 1.1 を乗じた値が、受検車両の車両総重量と同一又は大きいもの

出典:独立行政法人自動車技術総合機構WEBより

 簡単に要約すると、乗用自動車(車体の形状が箱型、幌型又はステーションワゴンのものに限る。)が架装等により車両重量が増加したものの審査は、純正ブレーキに変更が無い場合は受検車両の車両総重量が車両総重量に1.1を乗じた値以下であればよいことかと思います。

 このことをショップからも検査場に確認していただいたところ以下でした。

1)ベース車両重量×1.1≦実際の車両重量ならOK

 車検証に記載に車両重量1010kgから計算してみます。

 1010kg×1.1=1111kg≦実測値1200kgのため89kg重くNG

2)ベース車両総重量×1.1≧実際の車両重量ならOK

 ベース車両総重量(1010kg+55kg×4)=1230kg

 1230kg×1.1=1353kg≦実測値1200kg+(55kg×4)=1420kgのため67kg重くNG

 またこれだけ重くてもメーカーからブレーキ性能が満足する証明があればOKだそうですが証明を取るのは難しく現実的では無いそうです(^^;

 およそ72kgほど減量したので2)に該当してOKとも思えますが、現状の車重を計測しておらずカンガルーバーも外して軽くしておきます。

 また車検持ち込み時のガソリン残量は目盛りの半分ほどでしたが、その後の走行などにより1/4ほどにガソリンが減った分7kg程度は軽くなっていると思います。

次回車検を考慮し構造等変更検査を受けることになりました

 モノを降ろして減量したので重量オーバーは解消ですね(^^)

 外装のカスタマイズと軽キャンパーの架装のどちらかだけなら重量オーバーにはならなかったのでしょうが、両方一緒にする時には重量を慎重に気を付けないといけないことが良くわかりました(^^)

 このまま車検を終えても良いのですが次回の車検で今回のように減量のためにあれこれ架装したモノを取り外したくないですよね(^^;

 なのでベース車両重量×1.1の1111kgで構造等変更検査を受けて新たな車検証にすることになりました。

 こうしておけば次回の継続車検では1111kg+50kg=1161kgまでは重量オーバーにならず、車検時の対応が楽になります。

 なお今回大きな影響はありませんが構造等変更検査を受けた日から2年後になるので車検のタイミングで行う今回のケースがベストですね(^^)

 軽自動車なので重量増でも重量税の変更などもないようです。

 以下のWEBでわかりやすく説明されていました。

 軽自動車検査協会には手続き内容が書かれていますね。

 実際にはショップの方が手続きをして下さるので自分ですることはありませんがこの機会に見てみました(^^)

 カンガルーバーは重量のこともありますが、付けたまま構造等変更検査を受けると軽自動車規格の全長を越えて小型車になってしまうので、外した状態で構造等変更検査を受けた後に指定部品として再取付をします。指定部品だと記載事項の変更手続を行わなくても良いですね。

 指定部品については以下が参考になります。

Q3. 「指定部品」とは何ですか?

A.
指定部品とは、自動車使用者の嗜好により、追加、変更等をする蓋然性が高く、安全の確保、公害の防止上支障がないものとされている自動車部品として、「自動車部品を装着した場合の構造等変更検査等における取扱いについて(依命通達)」(平成7年11月16日付け運輸省自動車交通局長通達自技第234号・自整第262号)に規定されており、この部品をボルトや接着剤などで装着する場合は、自動車検査証の記載事項の変更手続を行わなくても良いとされています。
ただし、「指定部品」であっても、これらの自動車部品を装着した自動車は、「道路運送車両の保安基準」に適合するものでなければなりません。

出典:独立行政法人自動車技術総合機構WEBより

車検(構造等変更検査)に適合しました!

 今日ショップから車検完了の連絡があり軽キャンパーを早速受け取りに行ってきました(^^)

 持ち込んでから10日程かかりましたね(笑)

 構造等変更検査を受けた新しい車検証なので、以前は6月まで有効期限でしたが今回の車検証の交付されている令和5年5月18日から起算し令和7年5月までになりましたね。

 当初心配していたLEDバルブの光軸調整は問題なかったそうです。

 レカロシートもそのままで大丈夫でした。純正シートを処分しているので指摘を受けると厳しいですからね(^^;

 純正のホイールとタイヤも処分していたので安心しました(^^)

 まさかの重量オーバーも無事クリアし、構造等変更検査を受けて新しく車両重量が書かれた車検証になりました。 

 車両重量も1110kgになるように調整されたそうです。

 赤枠内のように新車時1010kgだった車両重量が1110kgの記載になっています。

 次回車検では1110kg±50kgまで車検に適合するので、今回降ろしたほどはモノを降ろさなくて済むので楽になります(^^)

 構造等変更検査で新たに車検証が作られるため、これまで指定部品として取り付けていたカンガルーバーや後の鋼管バンパー、ワイドバイザーも軽自動車枠の長さや幅を超えます。

 なのでバンパーなどを一旦取り外され車検適合後に改めて指定部品として取り付けていただき苦労されたそうです。

 次回は継続車検となりますが、カンガルーバーなどを外す必要はありません。

 高さも当初は191センチでしたが、チョイアゲ分などが加算され194センチになっていますね(^^)

 課題も解決し安心して車に乗れます。ガレージ木村商店様には色々お世話になり、ありがとうございました(^^)

 次回の車検時にどの程度減量すれば良いか重さをざっくり調べて試算してみました(^^)

 最初に車検に持っていった時の車両総重量1200kgを基本にしても、構造等変更検査後の車両重量1110kg+50kg=1160kg以下にするため40kg減量すれば良い試算です。

 サブバッテリー 23.0kg

 インバーター   5.9kg

 冷蔵庫      8.5kg

 ベッドボード3枚 7.5kg

 合計      44.9kg 

 当初外していた天井棚やルーフラック、ラダーなどに加えて、ここまで降ろせば大丈夫ですね(^^;

まとめ

 今回の車検はまさかの重量オーバーで手間取ることになりましたね(^^;

 カンガルーバーなどの取り外しや構造等変更検査対応などもありディーラーでの車検ではもっと厳しかったかもしれませんね(^^;

 架装に対する重量増の対応には不慣れだったようですが、カスタマイズのノウハウがあるショップにお願いして良かったですね。

 今回のことで購入する軽キャンパーはやはり地元でメンテや車検を受けられるキャンピングカービルダーを探す方が良いと痛感しました(^^;

 またキャンピングカーの架装に加えてカンガルーバーやブロックタイヤなど重いモノを付けるカスタマイズをすると、車両重量に慎重にならないといけない事が良くわかりました(^^)

 しかし苦労したおかげで勉強にはなりましたね(笑)

 今回わかった事を次回車検を受ける時の備忘録として記事にしてみましたが、自動車整備のプロではないための誤認や偏った表現などがあれば申し訳ございません。

 また何かしたら記事を公開しますね。