はじめに
ブログ名にダム旅etcを入れていますように、ダム巡り以外にもやりたいことも多く、持っていくグッズも増えてきました。
車中泊の空間で快適に寝るためにはベッド上は広いのに越したことはありません。
助手席やベッド下空間や棚などがグッズ置き場になりますが、カーサイドタープなど屋外でたまに使うグッズは車内に置くとスペースを狭くする要因になります。
また、日々出るゴミもどこかで捨てられれば良いのですが、捨てられる場所まで車内に置くのも邪魔にもなりますし気分は良くないです。
みなさん こんな時はどのようにしますか?
この記事では私の車外に荷物を積む方法をご紹介します。
最初はルーフボックスを検討
車内に荷物を置けないなら外に置くために最初に思いつくのはルーフボックスです。
色々なメーカーがありますが国産で信頼性があり手ごろな値段で、エブリイワゴンにもピッタリな小型のルーフボックスを見つけました。
当初の候補はカーメイトのルーフボックス inno リッジトランク240でした。
容量が220Lで長さは1.4mと軽自動車とのバランスも良く流線形で空気抵抗も少なそうですね。
軽キャンパーファンにも設置されている方の写真があり問題なく設置出来そうです。
キャンプ用品を入れて、隅にはゴミ袋も入れられそうです。
他にもヒッチカーゴを取り付ける方法もあります。
ヒッチカーゴ:A-X
愛車にルーフキャリアは装着出来ないが、もっと荷物を運びたい方にオススメ
ヒッチカーゴはちょっと大げさな感じになるような気がして、ルーフボックスを注文して解決の予定でしたが・・・。
ソーラーパネルの影になる!
軽キャンパーのビルダーさんと電話していて、ルーフに設置しているソーラーパネルは、ルーフボックスの影による発電量低下の影響が出ることがわかりました。
たしかに小さいとはいえこのルーフボックスは長さが140センチあります。
ソーラーパネルの上を少し覆うようになってしまいます。
100Wのモジュール×2枚の200Wに増強してあるので、ルーフボックスで少し影になっても発電量には影響ないかと考えていました。
しかし、ソーラーパネルはモジュール内のセル1つが影になって全く発電しなくなった場合、そのモジュール1つ分全部が発電しなくなる特性があるようです。
※セル(モジュール内の15センチ角程度の太陽電池部分)が直列回路で接続されて1つのモジュールを構成しています。
※並列接続を行い影の影響をセル単位とし、発電量低下の影響を少なくしているソーラーパネルもあるようです。
過去にルーフボックスを設置されたところほとんど発電しなくなり、ルーフボックスを取り外されたお客様がいらっしゃるとのことでお勧めできないそうです。
このルーフボックスはソーラーパネルの発電のために断念です(^^;
新たな発想で解決したい!
ルーフボックスの影になりにくい方法はないか・・・。
車のルーフの長さはメーカー諸元を見るとざっくり2.2mくらいありそうです。
ソーラーパネルの長さが1.19mだそうで配線取入スペースを考慮し、ソーラーパネルの前側に0.8m位はスペースがありそうです。
車のルーフの横幅も1.3m位はありそうです。
その範囲に置けるあまり背の高くないツールボックスだと、ソーラーパネルの上が覆われず、太陽の方向にもよりますが日に何時間は発電するのではないかと思います。
また、サブバッテリーの充電はソーラーパネルからだけでなく、車が走行時に発電する電気でも充電されます。
なんとかなるだろうと自分を納得させて、格好いいツールボックスはないか探しました(笑)
※実際には納車されてソーラーパネルの位置や陰でどの程度発電量が下がるが試験してみないとわかりませんが(^^;
そこで以下の条件でツールボックスを探してみました。
幅:0.7m以上 カーサイドタープとゴミ袋を入れられるように。
高さ:0.3m以下 チョイアゲで5チンチ位車高が高くなり1.96mくらいになっています。
ルーフキャリアの高さや余裕をみて2.3m位までに抑える目標にしてみました。
キャンプでよく使われるプラスチックのコンテナボックスもいいかなと探しましたが高さと幅をクリアするものがなかなか見つかりません。
カーキ色の方がアウトドアぽいし車のカラーにも合うのでいいなと思い始め、ヤフオクやネット通販でミリタリー調のツールボックスやアンモボックス(弾薬箱)で検索しますがなかなか気に入るデザインや大きさのものは見つかりませんでした。
しかしこれならどうかと思うグッズが・・・ありました!
軽トラの荷台に載せたりするアルミ製のツールボックスです。
幅0.76m 奥行0.32m 高さ0.25mと丁度良さそうです。。
アルミツールボックス:WEIMALL
他社にも同じ寸法の製品が販売されていましたが、アルミがしっかりしていそうなこちらの会社が扱っているグッズに決めました。
もしかしたらよく似ているので、同じ中国製品かもしれませんが。
左の写真のように小川キャンパルのカーサイドタープが入る幅です。
ロータイプのチェアも入れてみました。
ゴミ袋を入れるには少しスペースが不足してました(^^;
表面が縞鋼板の仕上げは、チョイアゲのカスタマイズで設置したフロントタイヤ間のスキッドプレートの仕上げとも合っています(^^)
ボックスをもう1つ追加
やはりゴミ用のボックスを別に載せた方が良さそうですね。
同じアルミツールボックスをもう一つ載せる方法もありますが、当初は車に対して横向きに置いて、できるだけソーラーパネルから離して影の影響を無くそうと考えて幅0.45m位までのボックスを探していました。
アルミツールボックスと同じ大きさで幅だけ狭い製品は無く、オーダー製作するとびっくりするような値段です。
縞鋼板仕上げのアルミツールボックスは諦めて、似たようなボックスが無いかと探すことにしました。
散々探してみつけました!
一七式特殊荷箱:JMS
どうやら昔ホンダカブなどで荷台に載せていた「ブリキの荷箱」をモデルにFRPで製作したボックスのようです。
大きさも幅0.405m 奥行0.405m 高さ0.3mと丁度良さそうな大きさです。
慣れないFRP製よりアルミ製だと良かったのですが、見た目にアルミツールボックスと似たフタの縞鋼板デザインや側面の補強ラインのデザインが気に入りました。
アウトドア用品とは別にゴミの一時保管として独立して使えそうです。
カラーはカーキとグレーがありますがどこも在庫がなく、唯一グレーの在庫があるショップをみつけたので早速クリックです。
昔のブリキで作られたバイクの荷台につける荷箱のレトロな雰囲気が出ています。
FRPなので、3.5kgと軽いですね。
内側はFRP仕上げのままのようで仕上げ塗装などはありません。
そのためかフタを開けてみると樹脂の溶剤のような臭いがきつくこもっています。
(※ポリエステル樹脂中のスチレン等により独特な臭いだそうです。完全にFRPが硬化すれば臭いは薄れるとか。)
屋外でゴミなどを入れる目的ならこのままでも良いのでしょうが、しばらくフタをあけて天日干しをしてみましょう。
それで臭いが消えず気になれば内側に臭いを封じ込めるための塗装が必要かもしれませんね。
ルーフキャリアに横に載せる感じで並べてみました。
ヒンジは塗装すれば目立たなくなると思いますが、左の写真のように車の側面からの物の出し入れも考えてアルミツールボックス側にヒンジ側を向けるのが良さそうです。
この向きならヒンジが目立たず、補強のクロスのデザインが隠れずに見えて良さそうです。
同じ高さであればもう少しすっきりするかもしれませんが、これはこれで良しとします。
ルーフラックをつけます
車のルーフにボックス類を載せるには、ルーフラックが必要です。
長さ0.8m位で出来るだけ車のルーフ幅一杯の横長のルーフラックがないか市販品を探しましたがみつかりませんでした。
唯一パイプが武骨で格好いいとみつけたルーフラックはジムニー専用でした。
このルーフラックを後方に設置されているソーラーパネルをさけて運転席の上あたりにつけたかったです。
サクソンレーシングさまで、エブリイ用を注文製作してもらおうかとも考えましたが、車を見ながらワンオフ製作をされるようで、川越市のショップまで行かないとオーダーも出来ません。
豊川市のTTCさまで納車後、ルーフラックのためだけに運転していくことも考えましたがやはり遠いですよね。
断念してもう一度市販ルーフラックを探すことにしました。
そして決めたのが A-X ルーフラックです。
長さが1.1mと少しソーラーパネルにかかりそうですが、細いパイプであり太陽光の向きは必ずしも前側からばかりではないので、影響は少ないだろうと勝手に信じることにしました(笑)
幅が0.9mと狭くアルミツールボックスと荷箱は横向きに並べては置けません。
縦向きで置くことになりそうです。縦向きの方が車の横から扉を開き易くて良いかもしれませんね。
このルーフラックには車に固定用のステイとバーが付属していないので別に用意することになります。
ルーフボックスを検討した時のinnoの製品にすることにしました。
自分の車との適合は確認済ですし、ハイルーフでも設置出来て、バーの位置が低く設置できるので選んでいました。
しくじりポイント
・FRP製品の地のままだとあんなにスチレン等による独特な臭いがきついとは思っていませんでした。
・似たようなボックスを選んだつもりでしたが横に並べてみるとなんだか統一感が無いですよね。
まとめ
元々車高が高い上にチョイアゲカスタマイズをしてさらにボックスを載せると普通には手が届きません。
折り畳みの踏み台を用意するなど、またグッズが増えてしまいました(^^;
過去の旅では出来るだけ持っていくグッズを絞ってシンプルで身軽にすることをモットーとしていました。
今回は全く逆で軽キャンパーで「長期間を快適に過ごす」というのも自分のテーマの一つになってしまいました。
なので、グッズが増えてしまうのは仕方ないですよね・・・と自分に言い訳しています(笑)
ルーフボックスは断念しましたが、ツールボックスと荷箱をルーフラックに載せて、車外に荷物を積むこととしました。
しかし、まだ心にひっかかっていることが一つ!
「ツールボックスと荷箱を横に並べてみるとなんだか統一感が無い!」
みなさん 違う製品の統一感を出すためにはどうしますか?
次は今巷で流行り?のサビ塗装(エイジング塗装)にチャレンジし、ツールボックスと荷箱に統一感以上を出した記事をご紹介します(^^)